タイで卵子提供は合法
不妊治療において「体外受精を何度行っても妊娠しない。採卵はできる、そして移植にも至る。でもなぜか何度移植しても着床しない」不妊治療の現場で、よくこのような声を耳にします。それはなぜなのか。その最大の原因は卵子にあります。

2023年現在、日本では卵子提供を受けること、これに関する法律や規制は存在していません。
それにも関わらずJISART(日本生殖補助医療標準機関)の法整備は、いまだ明確にされていません。
2023年6月に日本産科婦人科学会が卵子提供による生殖補助医療制度の整備に関する提案書を公表しました。しかし、この提案書は「加齢により妊娠できない夫婦は対象とならない」というものでした。
今現在不妊治療で赤ちゃんを授かりたいのに授かれない、このままの治療をつづけても時間が経つばかりで、壁にぶつかり疲れてしまったかたが最後に見つける治療法、それが日本で卵子提供をうけようと決意する経緯なのではないでしょうか。
卵子提供によるプログラムとは
自分自身の卵子(自己卵子)による妊娠の可能性が極めて困難な場合に行う不妊治療です。
具体的には、第三者からの日本人卵子ドナーさんから卵子の提供を受けて、旦那様の精子と体外受精を行った後に、奥様の子宮へ受精卵を移植し、ご自身で妊娠、出産を経て、赤ちゃんを授かることです。

卵子提供プラグラムにかかる費用
約2,850,000円~
※以下、1~6の合計金額となります
※採卵・着床前診断・移植までにかかる病院費用内訳です
※金額は全て2023年6月時点でのレートで算出(2,667,000円)
※ご依頼者様の航空券・宿泊費代金は含まれていません
1:ゴールドニューパッケージ(採卵パッケージ)に含まれる費用
*必要な血液検査(ご夫婦共)
- 一般血液検査
- 梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIV
- E2・LH・FSH ・P4(ホルモンモニター検査)
- 経膣超音波検査(必要に応じて無制限)
- 採卵・採卵時の麻酔(ドクター費用込み)
- 卵子・精子準備
- 顕微授精
- 受精卵培養
- アシストハッチング

約560,000円
2:パッケージに含まれない費用
*着床前診断代金(1受精卵につき10,000THB)+凍結費用 (4,000THB)
*5日目、6日目の培養費用(10,000THB)
例)3受精卵を着床前診断した場合、42,000THB(168,000円)

3受精卵の場合 約168,000円
3:卵巣刺激注射にかかる費用
*卵巣刺激注射(約75,000THB)
*薬剤運搬代金 50,000円
約350,000円
4:移植パッケージ
約200,000円
5:弊社ケア代金
189,000円
6:卵子ドナーパッケージ
*ドナー旅行保険・宿泊費・航空券・日本での検査費用・謝礼
1,350,000円
注意事項
現在円安が過去一進んでいるため、タイバーツを円に換算するとこのような価格となります。
病院費用は常にタイバーツにて計算されますので円安が止まればさらに安くなることも可能です。
(その逆も然りですが。。。。)
日本人卵子提供者(エッグドナー)のご紹介
2009年4月1日に発足した弊社は、2023年現在に至るまで、実に14年の歴史と経験があります。
この14年の間たくさんの日本人卵子ドナーさんと接し、プログラムを遂行して多くの経験を積んできました。この経験から学んだこと、それは“結果がすべてである”ということだと思います。
私達はインターネットでのドナーさん募集をしていません。ドナーさんの学歴や身長、体重などはレジュメを見れば分かります。
でもその方の本質についてはどうでしょうか。その方の性格の良さ、これは実際にお会いしてタイという異国で治療をしながらではないと分からない。またその結果についてもやってみなければわかりません。

私達、日本人がタイに住み、そのドナーさんを一人一人ケアしてきた、だからこそ、素晴らしい成績を残し、人柄も尊敬できる経験者をドナーメンバーに加え、質を追求してきました。
ドナーメンバーを集めているのは紹介です。
良い性格の人には良い友人がいます。そして新しくドナーをしてもらう方には適格な検査をしてもらい医師と話し合いながら決めています。
通常の性病検査や一般血液検査などは当然のこと、それに加え以下の審査項目を設けています。
たくさんのドナーさんを集めることよりも、人数は少なくともその質を知ることを目的として良い人を紹介させていただきます。
ドナーさんの審査項目
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01
AMHが適正値か
AMHとは、抗ミュラー管ホルモン値のことです。ホルモン値が5~6の方はたくさんの卵子を保持しています。
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02
質の良い卵子か
質のいい卵子の方。具体的には、甲状腺ホルモン値が1.5程度の方を指します。
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03
ドナー経験があるか
以前経験があり受精卵がかなりの確率で胚盤胞になり着床前診断でほとんど染色体異常が出なかった方。
ドナーさんへのケア
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国内病院の紹介
卵子ドナーさんは私達の依頼する検査項目(一般血液検査、AMH値、甲状腺ホルモン検査など)を日本で受けていただかなくてはなりません。こちらで日本での病院の紹介をいたします。
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体調管理のサポート
卵子ドナーさんは私達の依頼する検査項目(一般血液検査、AMH値、甲状腺ホルモン検査など)を日本で受けていただかなくてはなりません。こちらで日本での病院の紹介をいたします。
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卵巣刺激注射に関する説明・管理
日本にて卵巣刺激注射をしてもらう際、LINEビデオによる説明により時間、量を間違えずに管理いたします。
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タイへの渡航手続きサポート
航空券や宿泊場所の手配、タイ到着日の送迎、病院への送迎などをいたします。
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身体への影響に配慮
採卵前の医師の内診時にOHSSを引き起こしにくくするため、HCG製剤はぎりぎりにおさえDICAPEPUTILなどの弱い製剤を使用します。
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不快症状のケア
採卵後におこるむくみや呼吸困難を起こしにくいようにE2の上昇をなるべく早く抑える薬を配合するなど不快症状を抑えることを重点にケアをします。
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タイ滞在中の安全サポート
食事やショッピング、日々の買い物などタイ滞在中、安全に移動できるようドライバーを常に待機させます。
卵子提供プログラムの流れ
お問合せ
お問い合わせフォームよりお客様情報を全てご入力下さい。
個人に関する氏名、住所、電話番号、メールアドレス等個人を特定する情報の記載については、弊社のプライバシーポリシー(秘密保持)をご参照下さい。
弊社より3日以内にご返信をさせていただきます
頂いたメールアドレスまで、3日以内に弊社から返信させていただきます。もしも弊社からのメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダなどをご確認ください。または、itb@ichioshibeauty.asia を認証リストに追加してください。
お客様のことについてヒアリング
LINEやZOOMを利用した面談
LINEやZoomなどのオンライン面談をご希望される場合は、メールで予約を承ります。ご都合の良い日時をお知らせください。
メールにて、もしくは必要に応じてオンライン面談後、ご納得いただけましたら、契約手続きに入ります。
ご契約の流れ
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契約書の送付
弊社からメール添付にて契約書を送付いたします。契約書はPDF形式で作成されており、ご自身でプリントアウトしていただくことができます。
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契約書の確認
プリントアウトした契約書をご確認ください。契約書には、ご契約内容や重要事項が記載されていますので、細心の注意を払ってご確認ください。
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サインの実施
契約書の最後の指定の箇所にご自身のサインと日付の記載をお願いいたします。
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契約書の返信
サインが完了した契約書をスキャンまたは撮影し、メール添付にて弊社までご返信ください。
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契約締結の完了
契約書の返信が確認でき次第、弊社から契約締結の完了をお知らせするメールを送信いたします。ご契約に関するご不明点やご質問がございましたら、遠慮なくお申し付けください。
ご依頼者様へ
タイでの着床前診断プログラムは、2回タイに来てもらう必要があります。
【1回目の来タイの目的】(ご夫婦共に)
- 採卵・着床前診断、精子採取のため
- 最低日数 3泊4日(推奨4泊5日)
【2回目の来タイの目的】(奥様のみ可)
※染色体異常のない希望の受精卵が確認され次第
- 移植のため
- 最低日数 3泊4日(推奨4泊5日)
第1回目のタイへの渡航(採卵・着床前診断)
旦那様の精子凍結
旦那様は精子凍結のため、奥様は子宮内膜の診察のために短ければ1泊2日、余裕があれば2泊3日で来タイしていただきます。ここで精子検査を含め精子凍結をし、奥様の移植のための計画を医師と面談します。
卵子ドナー様の来タイ
5日目、6日目の胚盤胞のレポート提出、孵化胚盤胞から胎盤になる部位より細胞取り出しをし着床前診断へ。
精子と卵子の受精
精子と卵子を受精させ、採卵日の次の日、1日目のレポートをご夫婦に提示します。未成熟卵がいくつあったか、正常受精はいくつか(2PN)、解凍後の精子の運動率や量などをお伝えします。
5日目、6日目の胚盤胞のレポート提出
5日目、6日目の胚盤胞のレポート提出、孵化胚盤胞から胎盤になる部位より細胞取り出しをし着床前診断へ。
NGS検査
採りだした細胞のNGS検査を行い、染色体異常のない受精卵の個数、性別などのレポート提出。
※採卵・着床前診断しておいて貯卵しておけば、移植の日程はお客様の生活スタイルに合わせて自由にデザインが可能です。
第2回目のタイへの渡航(採卵・着床前診断)
受精卵の移植
日本で生理2日目より奥様のホルモン療法にて子宮内膜準備、ホルモン投与15日目に日本の病院にて内膜厚を内診。ここで8ミリに到達していればそこから黄体ホルモン投与。黄体ホルモン5日目にタイに来タイ。奥様の空港送迎、ホテル送迎、当日の面談と翌日の移植(医師と一緒にオペ室に入り説明)奥様のタイ滞在は4泊5日。この移植時には旦那様の同行は必要ありません。
いちおしタイビューティーの想い
日本では上記のように第三者から卵子提供をうけることは、容易ではありません。
そこで、卵子提供を受けることを決意されたご夫婦に、日本で治療するような気持ちでタイにきていただけたらと思い、このサイトを立ち上げました。
卵子提供をうける決意をしたご夫婦にとって、海外で不妊治療をすることは、非常に高いハードルとなるかと思います。
まず、かかる病院の医療レベルはどの程度なのか、コロナ後のフライトの状況はどうなのか、治療中滞在するタイ国バンコクの様子はどうなのか、言語が異なる国で医師との意思疎通が可能なのか、などなど。
ここは海外で卵子提供を受けることをご検討されている、そんなご夫婦に見ていただきたいページです。